外国人騎手の騎乗スタイルについて
先日のNHKマイルカップで、グランアレグリアに騎乗したルメール騎手が直線で斜行したことにより、5着降着となり、さらにダービーまで騎乗停止となってしまいました。
確かに斜行したことは事実で、川田騎手が騎乗するダノンチェイサーの進路を妨害してしまいました。
私は騎手ではないので、競走馬をまっすぐ走らせることの難しさは正直わかりませんが、ルメール騎手は、
ルメールは「スタートがあまり良くなかったし、前半に行きたがっていた。直線で疲れてしまいました。もう少しリラックスして走れないと…」と青ざめた表情で振り返る。藤沢和師は「スムーズに抜け出せると思っていたけど、外に出すときにごちゃついた」とぶぜんとした表情だったが「それでも男馬相手に5着だからね。また頑張ります」と気を取り直していた。
このように反省されていたようですが、故意にやった訳ではありませんので、やはりどのように審査するのかが難しいところですね。
パトロールビデオでは、かなりの斜行だったのでしょうが、どの馬も1着を狙って進路を確保しようとするので、我々素人には、必要な行為にも思ってしまうのですが、命がかかっているだけにこのぐらいの処分は仕方ないのかもしれません。
このため、予定していたヴィクトリアマイル(12日・東京)のノームコア、オークス(19日・東京)のコントラチェック、2冠が懸かるダービー(26日・東京)のサートゥルナーリア、目黒記念(同日・東京)のブラストワンピースに騎乗できなくなった。
この騎乗停止は、競馬ファンにとってもとても残念です。
しかし、勝ちにこだわる海外騎手の騎乗は、本当にすごいと思います。
ですので、ウイなびのシステムの中でも、騎手値という形で、海外騎手を高く評価するようにしています。
確かに武豊騎手や川田騎手など、日本の騎手のなかにも素晴らしい騎乗センスを持った方もいますが、ルメール騎手をはじめ、デムーロ騎手など、騎乗を見ているとそのレース運びや競走馬の勝たせ方に抜群のセンスを感じることができますよね。
競馬を予想する上では、騎手の腕前は、とても重要な要素になると思います。
NHKマイルカップでは、デムーロ騎手が出遅れたアドマイヤマーズを見事に立て直し、1着に導きましたが、今後も外国人騎手から目が離せなくなると思います。
競馬の予想には、パドックやタイム、末脚や厩舎など、さまざまなファクターがありますが、その中でも騎手は、大きな選考要素になると思います。
まあ、強い馬ほど、優れた騎手に任せたいと思うものですので、有名ジョッキーが乗る馬は、実力的にも強いのですがね。
さあ、ルメール騎手が騎乗停止となった今週からは、どんな騎手が台頭するのでしょうか?
楽しみです。