福島競馬の名物レース、千直のアイビスサマーダッシュについて
福島競馬の名物レース、千直のアイビスサマーダッシュが行われました。
1番人気は、2連勝中のライオンボスでした。
この馬は、鮫島騎手と共に力をつけてきた直線のスペシャリストです。
そして抜群のスタートと先行力が武器で、先頭に立つとそのままのスピードで押し切ることができる快速馬です。
今回のアイビスサマーダッシュでは、有利と言われている外枠に入ることができませんでしたが、なんとか11番枠に入ることができましたね。
しかし、不安があったことも事実です。
主戦の鮫島騎手が落馬負傷ということで、急遽田辺騎手が騎乗することになりました。
もちろん、田辺騎手は、素晴らしいジョッキーなので、なんの問題もありませんが、乗り慣れていないという一点だけが不安要素でした。
ウイなびの本命は、そのライオンボスでしたが、本当に1着にきて欲しかったのは、対抗推奨のレジーナフォルテでした。
この馬は、前走落鉄があり思ったレースができていませんでした。
今回は、その挽回があると踏んだのですが、どうも今回も落鉄があったようです。いやーっ、残念。落鉄防止の対策は取れなかったのでしょうか?
疑問が残ってしまいました。
レースは、その不安を払拭するような素晴らしいスタートで、ライオンボスが早々と先頭に立つと外ラチに向かいました。
すんなり外ラチのベストポジションを取れましたので、これでまずは勝利に一歩近づきましたね。
一方のレジーナフォルテも好スタートから前に進出。いい感じでしたが、途中落鉄の影響で、末脚を繰り出すことができずに5着敗退となってしまいました。
ライオンボスは、ギリギリではありましたが、カッパツハッチの猛追を退けることができました。
確かに、直線だけのレースは、間延びした感じもなく、面白いのですが、正直なところ駆け引きがわかりません。
以前であれば、なかなか無い直線のレースということで注目されましたが、もう少し、面白さをわかりやくするためにも、放送局側の映像演出や競馬場の演出が必要ではないでしょうか?
そんな時期がきたと思いました。
いろいろ、考えるべきところが見えた2019年のアイビスサマーダッシュでしたね。